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2009.02.08 漫画 015
原作:遠崎史朗 作画:中島徳博 『アストロ球団』 太田出版 全5巻


長らくオリジナル版を探していたのですが、
かなりの高値で入手困難だった為太田出版の奇跡の復刻版をば。
昭和の香りがプンプンする激アツな野球漫画!
永遠に語り継がれるであろう名作です。
作中では3試合しか行われませんが、
様々な魔球や殺人打法が乱れ飛び、
死人や廃人続出の恐るべきデスマッチが展開されていきます。
こりゃ今じゃ絶対あり得んわ!

沢村栄治の遺志を受け継いだ、
ボール型のアザを持つ昭和29年9月9日生まれの9人の超人達が、
打倒読売巨人軍、打倒米大リーグの目標を掲げ、
一試合完全燃焼を信条に世界最強の野球チームの結成を目指して戦います。

まぁ、細かく書いていたら明日になっちゃいますので…。
ブラック球団編、ロッテオリオンズ編も激アツですが、
本当の面白さが出てくるのはビクトリー球団編ですよね!
個人的にはカミソリの竜の再登場以来彼の男気に震えまくりなんですが。
作画もかなりノリに乗っている感じがして、
読者を震撼させた恐怖の必殺技「人間ナイアガラ」なんかもう凄いですよね。
中島さんの作画の極みのような感じすらします。
球七のジャンプなんてどこまで飛んでるんだ、っていう。
あとはこれでもかと言わんばかりの肉体の酷使。
これがある故にどうしても感情移入してしまうんですね。
「殺人L字投法」「ジャコビニ流星打法」等必殺技も大きな魅力の一つで、
無七志や氏家の殺人投法なんて恐ろすぎるでしょ…。
実際死人が続出だし。大門やバロンの死に様は素晴らしすぎます。
『ドカベン』も大好きですが、これを超える野球漫画は二度と作られないでしょう。
昭和の最高スポコン。熱いです!!!!
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