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2009.02.25 漫画 016
いがらしみきお 『かむろば村へ』 小学館 全4巻


いがらしみきお先生は本当に素晴らしい漫画家さんであります。
『Sink』のような恐ろしすぎる作品を突然描くし。
ホラー傑作選『ガンジョリ』を買って、
隣にあった本作もなんとなく一緒に購入したのがきっかけです。
所謂ジャケ買いってやつですね。
読む前はスラップスティックな感じかと思ったんですが、
見事に期待を裏切られ、変な漫画に仕上がっています。
何だか奇妙で、笑えるような笑えないような、
悲しいような悲しくないような、シリアスでもありギャグでもあるという、
絶妙な味付けに更に適量の毒を盛ったような漫画です。
もっともっと続いて欲しかったなぁ…。

主人公・高見は元銀行員で金アレルギーになってしまい、
お金を使わずに生きていく為にド田舎のかむろば村へ越してきました。
かむろば村には超面倒見のよい村長のヨサブロ、
神を自称する謎の老人・なかぬっさんや不思議な能力を持つ少年・進等々、
クセのある村人達が沢山住んでいます。
高見は「何も買わない、何も売らない、ただ生きていく」というスローガンを掲げ、
村での生活を乗り越えていこうと決意するのですが…。

全4巻というコンパクトな内容が幸いしたのか、
人物描写が最後までふんわりしていますね。
村長の過去、なかぬっさんの秘密等、謎は多いけれどそこまでシリアスじゃない。
でも異世界の雰囲気はプンプンですから、面白くないわけがありません。
お金を一切使わずに生きていくというのは現代の考えではほぼ不可能なことですが、
高見は村人達の協力もあって何とか生活をしていきます。
この主人公の生き方もちょっと羨ましかったりってのはありますねぇ。
なかぬっさんの言葉の
「必ずなんとかなる。思った通りではないけども。」
っていうのも段々分かってきたような気もします。
世の中ってそういうもんですよね、みたいな。
そう、なんとかなっちゃうんですよねぇ、いっつも。
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